広瀬座 芝居小屋  福島県梁川町

梁川町の芝居小屋、広瀬座。元気な頃のおばあちゃんとお嫁さん
映画を上映しながら、広瀬座を守っていました。福島県の梁川町は昔の城下町です。ここに掲載されている写真の一つが、広瀬座と呼ばれる昔ながらの小芝居をしていた場所です。現在でいえば、映画館のような場所ですが当時の楽しみの一つは小芝居だったことがうかがえる写真になります。この写真の中央に出てくるのは、一人のおばあちゃんです。都会の人と言うよりも、どちらとはといえば地元に住んでいる昔ながらのおばあちゃんのイメージがあり、どこか当時の面影が残っているような写真に見えます。
旧広瀬座は、推定で明治20年後の建築された建物になります。明治20年といえば、1887年に当たりますのでおよそ120年近く昔に建てられた建物が現在でも保存された状態であるのが特徴です。ただ、建物自体は定期的にメンテナンスをしており、上手に昔の姿を映し出すことができています。この建物は、歴史が古いだけでなく国指定重要文化財に指定されており、知る人ぞ知る建物の一つと言えるでしょう。

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日本には、国指定重要文化財と呼ばれるものがたくさんありますが、そのうちの一つが梁川町の旧芝居小屋、広瀬座になります。写真に撮影されているのは、旧広瀬座と呼ばれる所で明治20年あたりに建築された大衆娯楽劇場の一つです。町の有志によって建築されており、現在でもその姿を確認できるのは定期的な保存が行われているからと言えるでしょう。写真から見ることはできませんが、中に入ると舞台装置やお客さんが座る座席などが置かれています。写真の外観から見ても、全体的に小さな劇場なことが理解できます。現在で言えば、小さな映画館といえるかもしれません。

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国指定重要文化財とは、国が指定した古くからある文化財になります。日本中にはたくさんの国指定重要文化財がありますが、福島県の梁川町にもこの文化財が存在していることを知っている人はあまりいないでしょう。
観光旅行など肉場合に、梁川町の旧広瀬座にいったことがある人はいるかもしれませんがそれほど有名なポイントではないためそこまで多くの人がしているわけではないです。もともとこの場所は映画館のような作りになっていますが、実は昔の芝居小屋でした。ここで芝居が行われており、昔からの伝統芸能の小芝居が庶民の楽しみだったことがよくわかります。かつては、現代のようにテレビやゲームがあるわけではなく、芝居を楽しみにして暮らしていた人も少なくありませんでした。

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梅宮茂の作品の1つ広瀬座梁川町は、広瀬座で邦画を上映していた映画館の頃を写真に残しています。
広瀬座は梁川町の芝居小屋で、この施設を守るおばあちゃんとお嫁さんの様子が伝えられます。
現在この広瀬座は、旧広瀬座として福島市の福島市民家園に移築されています。
旧広瀬座は福島県伊達郡梁川町で開業していた映画館で、1986年の水害により広瀬川が氾濫し河川改修が必要になったことから福島市民家園に移築され、1998年には国指定重要文化財に指定されました。
開業当初は奈落や花道が設置され芝居小屋として多くの観客を楽しませていましたが、大正時代に入ると活動映画のブームに乗り1970年代頃までは映画館として親しまれていました。
娯楽が少なかった時代、ちょっとしたお小遣いで映画を鑑賞するのは庶民の楽しみで、人気作が上映されるとなれば数多くの観客で賑わいました。

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1979年1月2日 キャノンAE-1 レンズCANON 28mmF2 1/15~1/30 フィルムコダックトライX 現像液ミクロファイン ASA400

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